改革
本物、一流を志向して、一切の常識・習慣にとらわれず、ゼロからすべてを見直すこと。経営においてはビジョンの達成のために現状のすべての手法を見直すことである。
改革の最も大きな障害になるのが、現状の安楽にひたって改革を求めない人の意識である。それゆえ改革のためにはあらかじめ決意をしてから臨むことが必要である。
会議
ビジョンの達成のために、自分に何ができるのかを提案する場。そしてまた、他人の提案を実現するために自分が貢献できることを提案する場。
会議とは、参加者全員で何ができるのかを相互に提案する場である。また、お互いの提案を実現するために、それぞれ何ができるのかを考え、支援をする場である。提案も発言もない形式だけの会議が行われたとき、すでにその企業の未来はない。
会社人
会社に依存して生きているだけの人。会社の指示に対しては忠実だが、自己責任で考え、自発的に行動することはしない。社内のことだけが関心事であり、社外の出来事については無関心、必ずしも社会に貢献できるとは限らないばかりか、働く目的が個人的安楽であるため、その増加は企業ばかりでなく社会を崩壊させる根本的な原因となる。
改善
今あるものはすべて改善するためにある。改善できないものはない。そして改善とはより社会に価値・感動を提供するためのものでなければならない。
商品、サービス、組織、マニュアルなどはすべて改善することができる。今日の「最高」は、明日の「最高」ではない。企業は改善し続けることによってしか、社会的存在価値を維持することが出きないものである。
過去
未来の糧にするもの。
過去によって未来を拘束されるのではなく、過去を活かして、新たな未来を築いていくことが大切。
過去の成功体験が未来の失敗の原因になることがある。過去に成功した手法にこだわり、環境や、顧客のニーズが変化してしまっているにもかかわらず、同じ手法を繰り返してしまうためである。万能、絶対、不変な手法は存在しない。過去と同じことを繰り返すことは、変化する社会の中では失敗につながるものでしかない。
肩書
どれほど他人の見本となって行動できるのか、どれほど大きな困難に立ち向かうことができるのかを称したもの。
能力のない人ほど名ばかりの肩書を欲しがる。肩書は結果として与えられるものであり、それは何ができるのかで決まるものである。
会社から与えられる肩書よりも、部下から与えられる信頼・尊敬が本当のその人の価値である。
株主
企業のビジョンに共感して、その企業活動を資金的に支援するパートナー。エンジェルともいう。一方、投資目的の個人株主はデビルという。
企業活動の目的は社会に価値・感動を提供することであり、株主とは経営陣がその目的を達成するために資金提供を主とした支援をする人々である。
株主総会
ビジョン達成のために経営陣と株主が知恵を出し合う場。
つまり、経営陣が現状の問題点をすべて明らかにする一方で、株主はその問題を解決するために必要な情報を提供し、アドバイスする場である。
環境
企業と人を成長させる場。環境は変化するものであり、企業も人も変化・成長することによってのみ存在することができる。
近年の企業を取り巻く経済環境の変化はまさに劇的である。環境に振り回されるのではなく、環境を受け入れたうえで、改善・改革にチャレンジしていかなければならない。企業と人がより成長するには最高のチャンスの時代である。
感謝
感謝されることを目的とし、感謝されるために行動する。感謝することも大切だが、それ以上に大切なことは感謝されるようになることである。
自分が存在することの価値を、最も感じるのは他人から感謝された時である。また、企業の存在価値とは、どれだけ多くの人に感謝されたかで決まる。
感動
感動はうまくいかないことの先にある。大きな困難があり、不可能と感じる障害があるほど、その先には大きな感動が待っている。
さらに最大の感動は、自分が努力したことで他人を感動させたときに得られる。
企業活動における究極の目的は、顧客に感動を提供することである。そしてビジネスの世界で相手に感動を与えるためには、相手の想像を超える商品・サービスを提供することが条件。顧客の想像を超えた商品・サービスこそが感動を生む。
管理
やればやるほど相手のやる気がなくなるもの。管理の強化は短期的な成果の代わりに、経費の増大と信頼関係の崩壊、さらには長期的な生産性の低下を招く。
管理とは決められたことを確実に達成するために社員をコントロールしようとする考え方である。「アメとムチ」によって動機づけ、強制、命令によって行動を促そうとするものだ。しかし、管理はやればやるほど相互の信頼関係はなくなり、相手は拘束・限界感の中で不満とストレスがつのり、次第に生産性は低下していくことになる。
管理型マネジメント
目的を達成するために、人をコントロールして、決められたことを確実にこなすことを最優先に考えるマネジメント。企業の生産性は、そこで働く人々が言われたことを決められたとおりに達成することによって決まると考える。そこでは個人の気持ちやモチベーションは重要な課題ではない。社員に求められることは、あくまで“労働力”である。
これさえ作っていれば必ず売れるものがあった時代、働きがいや生きがいよりも、ただ生きることだけで精一杯の時代にしか通用しない。現代社会において、管理は個々人の意欲を低下させ、いずれ企業を崩壊させることになる。
感動と共感の新・経営用語辞典
出典:株式会社 アントレプレナーセンター 福島正伸先生
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